もうすぐ梅雨ですね。最近の学校では。。。

 「今年はブログの記事を書くぞ!」と意気込んだのはいつだったか。またしても記事の更新が滞っています。新年度を迎え、最初の頃は時間に余裕がありましたが、今は少し忙しくなっています。

 私は学校で仕事をしていますが、児童生徒も新年度当初は緊張しています。クラス替えやら部活動やらでガチャガチャするのは毎年恒例のことです。私も学生の時は「どんな子がいるかな」とか「担任は誰かな」とか…結構ドキドキしたものです。そんなドキドキにも慣れてくる頃。そろそろ「クラスに友だちがいない」とか「部活動の先輩が冷たい」とか「担任の先生が怖い」とかいう心配事が出始める時期です。大人はそんな話を聞くと「すぐにお友だちができるわよ」とか「頑張りなさい」とか助言してしまいがちですが、子どもたちにとって学校で過ごす時間は、生活の中で結構大きな割合を占めています。だから、少しでも心配なことがあると学校がつらくなってしまいます。

 そして、まだ精神的に未成熟な時期にある子どもたちは「0か100思考」に陥りやすいように思います。これは「親友がいるかいないか」「勉強ができるかできないか」「部活で上手にできるかできないか」という両極端な思考のことです。本当はいろいろなことには幅があって、それぞれにとって心地よい場所とか距離があると思うのですが、彼らと話しているとそれが難しいようです。そう。大人の考える「もう少し気軽に考えればいいのに」ということが容易にはできないのがこの時期の子どもたちの特徴の一つなのかもしれません。

 では、まわりの大人たちはどうすればいいのか。「これ」と言った決め手はないのですが、「0か100思考」に中で苦しんでいる子どもたちに「80もあるよ」とか「50でも大丈夫だよ」ということを伝えていくしかないように思うのです。それがすんなりと受け入れられることは少ないのですが、学校生活の中でふとした時に「あ、80でもいいって言われたことがある」ということを思い出してくれたらいいな、と考えながら、日々子どもたちと会っています。

 中学校では中間テストの時期を迎えています。そろそろ新入生にも疲れが見え始めています。スクールカウンセラーはそんな子どもたちを背後から支えていけたらいいのではないか、と考えています。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です