なんとなくまたご無沙汰してしまいました。そして、ボーッとしている間にあの暑かった夏から秋へと季節が移り変わっていました。ここ2、3日は朝寒くて昼間は陽射しが暖かいために毎日の服装に困っています。
さて、この記事を読んでくださっているみなさま、お変わりありませんか。だいぶ空気が乾燥してきてインフルエンザが流行りつつあるようです。マイコプラズマ肺炎も流行っているのでしょうか。仕事先の学校でも発熱で欠席、早退する生徒が増えています。
みなさまもご自愛ください。
秋は学術大会の季節です。私たち臨床心理士は資格を維持するために自己研鑽を目的とする研修への参加が欠かせません。私も先週までの間に二つの学術会議に参加しました。いや、今年度は頑張って他の学術会議にもゲスト参加(学会員ではないけど参加できるものもありますので…)したから、すでに5つくらい参加しています。
すごいな。だからお金がないのか…。
ともあれ、学術会議に参加するといろいろな方の発表や有名な先生の講演を聞くことができます。自分ではそんなつもりはなくても日々の臨床の中で、いつしか視野が狭くなってしまうことがあります。それはもちろん自分が寄って立つ学派の考えに忠実であろうとするからでもあるのですが、でもやはり、幅広い知識の獲得は必要なことなのだと思います。私は、なるべく相談に来られる方が求めるものを提供したいと考えています。
そう、私たちの仕事は“自分の学んできたものにクライエントさんを合わせる”のではなく、クライエントさんが求めるものを可能な限り提供することだと思うのです。だからと言って、もちろん全く知らない方法を使うことはできませんから、その場合には適切なところに紹介する必要があります。大風呂敷を広げても何の役にも立ちませんから、そこは謙虚になるべきです。自分にできることとできないことを頭の中で整理し、相談に来られる方の不利益にならないようにしていくことが私の務めです。
なんてことを書き連ねていますが、新しい知識を得る場としての学術会議は、同時に懐かしい友人や知人に会える場でもあります。1年に1回しか会えないけど、会えば嬉しいし、頑張っていることを知って、自分もまた頑張ろうと思えること。案外これが学術会議に参加する一番の楽しみなのかもしれません。
でも、新しい知見もゲットしてきましたよ。それを活かせるかどうかはまだわかりませんが…。