ご案内

ひまわり心理社会相談室では以下のようなご相談をお受けしております。

この他の内容についてもご相談ください。

◎心理カウンセリング

・ご自身のこと(性格について、将来についてなど)

・対人関係の悩み(学校や職場での人間関係、ご近所との関係など)

・職場のでの悩み(上司や部下との関係、職場環境の問題など)

・家族関係の悩み(親子関係、夫婦関係、親戚との関係など)

・お子さんのこと(発達、不登校など)

◎社会福祉に関する相談

・福祉サービス全般について

・成年後見人制度の利用に関するご相談

◎コンサルテーション、スーパービジョン(対人援助職の方)

・援助過程へのコンサルテーション

・ケースのスーパービジョン

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季節の変わり目の憂鬱

もう9月も終わりますね。

暑かった夏が終わり、季節はだんだん秋へと移り変わっているようです。朝晩は涼しい風が吹くようになり、過ごしやすくなりました。

暑い夏から過ごしやすい秋へ。本来でしたら、過ごしやすい季節の到来にホッとするはずなのですが、私は季節の変わり目に弱いようです。なんとなく体調が優れません。

一年のうちで最も調子を崩すのは冬から春に向かう時期です。この時期は花粉症の季節でもあります。私は『重度の花粉症』と診断されています。何が重度なのかはわからないのですが、血液検査の結果からそのように診断されているようです。花粉症由来の食物アレルギーもあるので侮れません。「たかが花粉症、されど花粉症」です。食物アレルギーはアナフィラキシーショックを起こす可能性もあり、下手をすると命に関わると言われています。

ですが、今は夏から秋に向かう時期です。スギ花粉の季節ではありません。(イネ科のアレルギーの季節ではあります。)

では、なぜ、この時期に体調が優れないのか?おそらく暑い夏の間に身体の奥深くに溜まった疲労が涼しくなって出てきたから…だと考えています。これが正しいのかどうかはわかりませんが、涼しくなるにつれ疲労感が強く感じられるようになるのは事実です。

なので、秋は一番好きな季節であるにも関わらず、その季節の入り口ではいつも憂鬱な気分に苛まれています。何をするのも億劫になりますし、パフォーマンスが上がりません。もう少し涼しくなる頃には復調していると思うので、それまで騙し騙し生活していこうと思います。

私の場合は秋口にガクッと体調を崩しますが、気持ちが落ち込みすぎてしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。もう少し寒くなり、お日様の出ている時間が短くなるとなんとなく気持ちが鬱々としてくることがあります。これがいわゆる『冬季うつ』と言われる状態です。ご存知の方も多いかと思いますが、これは秋から冬にかけて症状が現れ、春には良くなる季節性のうつ病です。強い無気力感、意欲の低下、過眠や過食などの症状が見られます。

冬季うつの原因の一つとして、日照時間が関係していると言われています。冬場の日照時間が短い北欧では、冬場にうつ状態になる人が多いというデータもあるようです。日照時間がセロトニンやメラトニンの分泌に影響を与えるためにこころのバランスも崩れてしまうのです。

日照時間が私たちの心身の健康に大きな影響を及ぼすということから、当たり前のことですが、「人間は動物だな…」と思ってしまいます。冬になると冬眠する熊さんたちと同じように感じます。熊さんたちは気持ちが落ち込むから冬眠するわけではないのでしょうが、人間はお日様の出番が減ってくると眠くなったり、やる気がなくなったり…。私たちも冬眠できたら幸せだろうな。

冬場を元気に過ごすためには、朝起きたらカーテンを開けて日の光を浴びたり、軽く身体を動かしたり、バランスの良い食事を摂ることなどが大切だと言われています。無理のない範囲で規則正しい生活を心がけ、好きなことを楽しんで元気な秋を過ごしたいものですね。

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コロナ禍の子どもたち

新型コロナウィルス感染症防止のために、当時の総理大臣が小中高の一斉休校を決めたのは2020年の春でした。それから1年半が経ち、今も首都圏では緊急事態宣言が継続しています。

この一年半の間で、子どもたちの学校生活はそれまでとは異なるものになりました。

新型コロナウィルス感染症は「飛沫感染」のため、他者との接触を極力避ける必要があると言われています。このため、学校では机に仕切り板を置いたり、同じ方向を向いて黙って給食を食べたり…とさまざまな対策を講じています。遠足やキャンプ、合唱祭など、本来であれば学校生活を彩るはずの各種行事は中止され、部活動も制限されています。

このような制限の中で子どもたちは学校生活を送っています。

今、学校には「コロナが怖くて登校できない」子どもたちがいます。また、ご家庭の判断で登校を見合わせている場合もあります。いつ終わるとも知れない状況の中で、子どもたちの学ぶ権利をどのように保障するかということが今後の課題になってくると思われます。

私が日々出会う子どもたちにも長引く自粛生活の影響が現れ始めていると感じています。

中学生の場合には「やる気が起きない」とか「イライラする」「眠れない」などこころの不調に現れることが多いようです。年齢の低い児童は「お腹が痛い」など身体症状を訴えることが増えてきました。また、休校や分散登校の影響で、生活リズムが乱れたり、家でネット依存、ゲーム依存のような状態になってしまう子どもたちもいます。

ネット依存については別記事にしようと思いますが、ここでお話ししたいのは「いろいろな制限の中で頑張っている子どもたち」についてです。

真面目に大人に言われた通りに生活している子どもたちが相談室で漏らした言葉をお伝えしたいと思います。

「思い切り散歩したいのにそれができない。何かすごいことをしたいわけじゃない。好きな時に外に出かけて歩きたい」

「部活の大会も遠足も体育祭も修学旅行もなくなってしまったのに、テストとか受験はなくならない」

「なんとなくイライラして仕方ない。何をどうすれば気持ちが晴れるのかわからない」

日常生活の中で大人以上に閉塞感を感じている子どもたちの様子が伝わってきます。

彼らに対して私たち心理職は何ができるのでしょうか。私たち自身も大きな閉塞感の中に生活しています。今の私には、こういう子どもたちの声をお伝えすることしかできません。

とても歯がゆい気持ちを抱いています。

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忙しさに紛れて

前にブログの記事を書いてからずいぶん時間が経ってしまいました。

本当にお久しぶりになっています。

この間、何をしていたかというと・・・毎日、ひまわり心理社会相談室以外のお仕事をしていました。(ひまわり心理社会相談室は大々的に宣伝をしていないので、本当に細々と活動している感じです。今は学校でのお仕事がメインとなっているので、時間的にたくさんのクライエントさんとお会いすることができないということもあり、現状維持かプラス1〜2名くらいのクライエントさんが来てくださればいいな〜と考えています。)

普段の学校でのお仕事についてですが、私は公立の小中学校でSCとSSWをしています。数カ所の学校に勤務していますが、どの学校も結構忙しく、勤務時間がオーバーしてしまいがちです。1日中相談が途切れない学校もあります。

学校に勤務している人はどなたも同じだと思いますが、学校はとても忙しいところです。先生方は朝早くから夜遅くまでお仕事をされています。SC やSSWは授業が始まった頃に出勤することが多いと思うのですが、それは私も同じで大体9時前後から17時前後までが勤務時間となっています。時々感じるのは「どの学校でも私は一番最後に出勤して、割と早めに帰宅しているなぁ」ということです。(…とはいえ、いつも1時間くらいはサービス残業していますが💦)

最近は「働き方改革」とか「ワークライフバランス」ということが政策の中に掲げられるようになってきました。少子化対策の中にも「ワークライフバランス」という文言が盛り込まれています。

生活を大切にすることは仕事を大切にすることにつながると思います。反対に、仕事が立て込んでくると生活に気を配るこころの余裕がなくなります。

私の場合は、まず食事が疎かになります。なんでもよくなる。口に入ればOKみたいな感じになります。そして、家が汚くなる(笑)。掃除機はかけますが、片付けがいい加減になります。特に紙ゴミ処理(シュレッダー)をする時間がなくなり、紙類が溜まります。ダイレクトメールとか学会からのお知らせとか…結構膨大な紙に囲まれて生活していることを実感します。そして、溜まると余計に片付けるのが億劫になる。悪循環ですね。

忙しいという字は「こころをなくす」という意味だそうです。今、ちょっとお仕事などなどが忙しくてこころをなくしつつあるのかもしれません。ちょっと自分の生活を振り返り、なくしているかもしれないこころを取り戻したいと思います。

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心理援助の「場所」について

 またまたブログの記事が滞ってしまいました。

 今日はカウンセリングなどの心理援助の「場所」について考えてみたいと思います。

 前の記事で地元にある開業心理相談室が事務所を引き払い、「レンタルスペースの会議室で面接を行うようにしたらしい」ということを書きました。そのこと自体は経営者の方がそのような運営方法を考えて実践されていることなので、外野がとやかく言うことではありません。

 でも、私自身は「あそこで心理面接というのは厳しいのでは?」と思ってしまうのです。なぜならば、そこは“セミ・オープンスペース”だからです。パーテーションで区切っているのですが、声が聞こえます。私もそのレンタルスペースを利用しているので、会議室の声が漏れてくるのを体験しています。でも、これは私の「面接観?」なので正しいとか正しくないとかいうことではありません。

 心理面接が成り立つ条件としては「時間」と「場所」が挙げられます。

 「時間」というのはクライエントさんのための時間を保証するということです。「◯月△日の××時からお会いしましょう」という約束(予約)をして面接は行われます。この時間はそのクライエントさんのための時間です。これを確実に保証することが必要かつ重要なことだと思います。また、面接時間は1回何分間という取り決めを行い、それを守ることも大切です。クライエントさんによっては時間を守れなかったり、終了時間になっても終われなかったりすることがあります。私たちは、それらの時間にまつわるクライエントさんの行動も解釈の対象にしています。私はちょっと時間にルーズなところがあるのですが、心理面接を行う場面では時間を守るようにしています。

 次に「場所」です。心理面接で扱う内容は極めてパーソナルなことです。なので、プライバシーが十分に守られる空間が必要です。面談中に「第三者に話が聞こえてしまう」とか「誰かが部屋に入ってくる」というような事態はあってはならないと考えています。(学校では時々教員などが入ってきてしまうことがあり困ってしまうのですが…)レンタルスペースやカフェのような場所でのカウンセリングではこの「場所の安全」が守られないように思います。同じ環境の中で落ち着いて話ができることが必要で、私たちはそういう場を提供できるように考えていかないといけないのだと思います。

 とはいうものの「ひまわり心理社会相談室」も現時点では固有の部屋を持てていません。なかなか貸してくれる物件がなく、また、週末開業ということもあり、貸し会議室という分類にはなりますが、マンションの1室を予め同じ時間帯で借りています。「同じ時間帯で個室を借りている」というところでギリギリ自分の中の倫理的なものをクリアしているように感じています。それでもこれでいいのかどうか迷うところです。開業されている心理士の方から見ると“ツッコミどころ満載”かもしれませんが、なるべく安定した環境を維持できるようにこれからも考えていきたいと思っています。

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「開業心理相談室の厳しさ」について考えたこと

 先日Twitterで呟きましたが、地元で数年前に開業された心理相談室がありました。そこは割とお高めの料金設定でしたが、一時期はワークショップなども開催されて活発に活動されていました。複数の心理士がいて、「すごいなー」と思っていました。私の通勤経路の途中にそのオフィスがあるので、いつも何気にチェックしていました。

 ですが、ずいぶん前からそのオフィスの看板が出ていないことに気づき、気になっていました。気づき始めたあたりでコロナの自粛生活が始まり、私も駅まで車で行くようになり、そこを通らなくなったので忘れていましたが、先日何気なくそこの相談室のホームページを覗いたら、すでにオフィスを引き払われて相談場所を駅の近くにあるコインスペースに移されたようでした。びっくりしました。

 そのことでいろいろなことを考えたので、それを何回かに分けて書いていきたいと思います。その相談室に対しての意見ではなく、あくまでもその状況を知って自分が感じたことを書きます。

 まず一つ目は「開業の厳しさ」です。

 どんなに良い実践をしていても、必ずしも安泰ということはなく、様々な要件で経営が左右されるのだと思います。特にコロナの影響で世界中の経済が冷え込み、今後ますます厳しい状況の続くことが予想されます。そんな中、自費のカウンセリングや心理療法に世の中の人がどれだけの価値を見出し、そこに通おうと思ってくれるのか。

 比較的安価でカウンセリングを提供するオンラインサービスも増えてきているので、それらのサービスとの違いをどのように示して行くのか、ということを考えないといけないのでしょう。そこに何らかの付加価値がなければお金を払ってまでも来てくださることはないのだと思います。

 また、料金の問題もあるのでしょう。

 私も開業するにあたり、「カウンセリングの料金をいくらに設定するのか?」ということではずいぶん迷いました。いろいろな開業心理相談室のホームページを調べ、現在の料金設定にしていますが、これが「この地域の中でどうなのか?」ということを考えることもあります。(リーズナブルなマッサージの料金にちょこっと上乗せした額で、リフレクソロジーのコースよりはお安いという感じです。)

 そうは言っても、私にとっては仕事ですし、生活の糧でもあります。自分を必要以上に小さく見せる必要もありません。(過大に見せる必要もありません。)

 こんなことを考えると開業の厳しさをひしひしと感じてしまうのですが、自分のやりたいことをやろうという思いで始めたプチ開業ですので、頑張らないといけないですね。

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スクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW)について③

 前回はスクールカウンセラー(SC)のお仕事について書きました。今回はスクールソーシャルワーカー(SSW)について書いていこうと思います。

 スクールソーシャルワーカー(SSW)は教育現場では比較的新しい職種になると思います。つまり、まだよく知られていない。未知の人でもあるのかな…と思います。

 SSWとは「教育機関においてソーシャルワーカー(SW)の職に就くもの」です。

 SWというのは、主に福祉相談業務に従事する福祉職のことを指します。市役所や区役所で生活困窮に陥った人の相談に応じたり、福祉施設、介護施設などで利用者やご家族の相談に応じたりする人といえばわかりやすいでしょうか。社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持っている人がその業務に就くことが多いようです。(役所は必ずしも資格職がSWとして仕事をしているわけではないようですが…)

 さて、教育機関におけるSWであるSSWですが、導入はSCから遅れること13年の2008年(平成20年)に文部科学省の委託事業として「スクールソーシャルワーカー活用事業」が各自治体でスタートしました。背景には、不登校などの状況には、子どものこころの問題とともに家庭、友人関係、地域、学校など、子どもの置かれている環境の問題が複雑に絡み合っているのではないかという考えがありました。

 文部科学省が平成20年12月に出した『スクールソーシャルワーカー実践活動事例集』には以下のような文言が載っています。

 いま、子どもたちを取り巻く環境の急激な変化が、いじめ、不登校、暴力行為、非行といった問題行動等にも影響を与えている。平成7年度から、文部科学省では、児童生徒の心の問題をケアするため、臨床心理の専門家であるスクールカウンセラーの導入を進め、現在、全国の公立中学校に配置するととともに、新たに、小学校への配置も進めるなど、その充実に努め、一定の成果を挙げているところである。しかし、こうした心の問題とともに、児童生徒の問題行動等の背景に、家庭や学校、友人、地域社会など、児童生徒を取り巻く環境の問題が複雑に絡み合い、特に、学校だけでは解決困難なケースについては、積極的に関係機関等と連携した対応が求められているところである。文部科学省では、こうした生徒指導上の諸課題に対応した効果的な取組を進めるため、一部の地域で活用されていた社会福祉等の専門家であるSSWに着目し、平成20年度から「SSW活用事業」を展開している。(スクールソーシャルワーカー実践活動事例集、平成20年12月より引用)

 さて、それではSSWは学校現場でどのような役割を担っているのでしょうか。ざっくりいうと「環境への働きかけ」と「関係機関等とのネットワークの活用」ということになります。

 もう少し詳しく書くと、

  • 問題を抱えた児童生徒の置かれた環境への働きかけ
  • 関係機関等とのネットワークの構築、連携、調整
  • 学校内におけるチーム体制の構築、支援
  • 保護者、教職員に対する支援、相談、情報提供
  • 教職員への研修活動等

 となっています。

 私は活用事業がスタートした時にもSSWをしていましたが、当初は、学校に行っても「お前は何者?」状態でした。完全なアウェィな中で誰もが手探りだったように思います。SSW自身も学校も教育委員会も…です。

 特に私は、初年度は県教育委員会の採用で担当地域が広く、勤務日数が少ないという採用でしたので、アウェイ感はずっと続きました。自治体によっては早い時期から週4日、あるいは常勤扱いで採用している地域もあり、そういうところのSSWさんたちがすぐれた実践報告をされているのを聞き、非常に羨ましく思ったものでした。

 今は、県ではなく市での採用になっていますが、勤務条件は週1日のままです。そして、やはり担当校が多いので活動としては不十分だと言わざるを得ません。なかなか思うような活動ができないというジレンマを抱えています。案件が増えるにつれて悩みも増えていくといった感じでしょうか。それでも、「継続は力なり」で、担当校の先生方に少しずつ顔と名前を覚えてもらえるようになり、依頼されることも増えてきました。これはとてもありがたいことですし、日々頑張っているところです。

 本当はもう少し勤務日数が増えることを希望していますが、財政の関係もあり、こればかりはなんともし難いようです。

 SSWは学校の中で徐々に認知度が上がり、活動の幅も広がってきています。多くの実践も積み上げられてきています。その活動のほんの一端を担うものとして、子どもたちの最善の利益を守るためにこれからも活動していきたいと思っています。

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スクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW)について②

 前回は「協働や連携を行なっていくのはなかなか大変」ということを書きました。

 今回は SCのお仕事について書いていこうと思います。

 SCは「教育機関において心理相談業務に従事する心理職」です。1995年(平成7年)に旧文部省による〈スクールカウンセラー活用調査研究委託事業〉の展開が始まり,全国の小・中・高校に導入されるようになりました。その背景には深刻化するいじめや不登校の問題がありました。従来から学校では教育相談が行われていましたが、そこにこころの専門家を加えることでより一層の相談体制の充実を目指したのだと思われます。

また、教職員ではない人が相談に応じることは第三者性を保つことにつながり、児童生徒や保護者が学校での教職員の評価を気にすることなく相談できるという点も重要なポイントでした。

SCの業務内容について、文部科学省の資料には以下のように記されています。

スクールカウンセラーの業務は、児童生徒に対する相談のほか、保護者及び教職員に対する相談、教職員等への研修、事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケアなど、ますます多岐にわたっており、学校の教育相談体制に大きな役割を果たしている。 と明記されています。

そしてその業務内容は…

  • 児童生徒に対する相談・助言
  • 保護者や教職員に対する相談(カウンセリング、コンサルテーション)
  • 校内会議等への参加
  • 教職員や児童生徒への研修や講話
  • 相談者への心理的な見立てや対応
  • ストレスチェックやストレスマネジメント等の予防的対応
  • 事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケア

 という7項目が挙げられています。

 さて、実際についてですが、それぞれの市町村によって多少の違いはあるものの概ね上に挙げられたような活動を学校から求められているように思います。しかし、私は、SCとして長く仕事をしてきた中でこれらの7項目をまんべんなく行えた年はありませんでした。そもそも週1日の勤務では時間が足りず、研修やストレスチェックまでは手が回らないというのが実情です。特に最近は1日の相談枠が全部埋まっていることもあり、それだけで手一杯な感じです。もう少し勤務日数が増えたり、勤務時間に融通が効くようになればできることも増えてくるのかもしれません。

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スクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW) について ①

 私は公立学校のスクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW)をしています。両者はそれぞれ異なる教育委員会の採用ですので、活動している地域も異なります。

 『スクールカウンセラー派遣事業』が始まったのが平成7年度で、それから25年という月日を経てSCは学校の中でもその存在を認められるようになっています。一方、SSWについては、いまだに「一体何をする人なのか」が分かりにくく、学校現場で十分に活用されていないという印象を受けます。

私は今の地域でSSWとして5年目を迎えますが、平成20年度に『スクールソーシャルワーカー活用事業』が始まった時にもSSWをしていました。その時の学校は新しい職種の参入に戸惑い、我々の対応に苦慮されている様子でした。学校の教員から「学校に社会福祉の人が来て何をするのか?」と言われたこともあります。SSWを監督する立場の教育委員会も手探りだったのだと思います。何か問い合わせをしても明確な答えがなかなか返ってこなかったのを覚えています。(そして、とても働きづらかった記憶が…)

5年前にSSWとして学校での勤務を始めた時にも「SCと何がどう違うのか」という質問をたくさんされました。また、「SSWは何ができるのか」とか「SCのように子どもたちに発達障害があるかどうかを判断してくれるのか」と聞かれることもしばしばありました。(SCも発達障害の有無を判断する立場にはありません!)

その都度、先生方には説明をしていますが、明確な違いを述べることは難しいと感じています。“子どもたちに関わる”という点では同じで、要するに方法論の違いというか、切り口の違いなのだと思うのですが、うまく説明できません。

私は両方の立場で仕事をしていますが、その中で感じるのはSCとSSWの連携の難しさです。まず、私の勤務先ではSCとSSWの双方が同じ日に勤務することがほとんどないため、話をすることができません。あるいは、同じ日に勤務していても活動の接点がないのか、子ども達のことについて話すことができません。なんでそうなるのかわからないのですが、お互いの持っている情報を共有するというシステムができていません。

また、SCとSSWが協働というよりはお互いの陣地争いをしてしまうような場合もあると聞いています。これがひどくなると「自分だけが知っている」状態になってしまいます。

これではお互いのエゴがぶつかるだけなので、支援がうまくいかなくなります。SCが導入された時にそれまで学校の中で教育相談を受け持っていた先生方とSCとの間でケースの取り合いのようなことが起こったという話も聞いたことがあります。それと同じことが今度はSCとSSWの間で繰り広げられるのでしょうか。そうなると一番の被害者は子どもたちです。専門職として、このような愚かな事態は避けなければなりません。

教育と心理と福祉、近接分野であると思うのですが、実際にはその間にはちょっとした壁があるように思います。これらの壁を打破するエネルギーを持ち続けたいと考えています。

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スタートします!

みなさま、初めまして。 ようやく「ひまわり心理社会相談室」をスタートさせることが … 続きを読む

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